2010年鉄・非鉄金属(ベースメタル)動向
アルミニウム
アルミニウム生産能力と生産量の動向
地域
(千トン) |
2009 |
2010 |
2011 |
生産能力 |
生産量 |
生産能力 |
生産量 |
生産能力 |
生産量 |
アフリカ |
2,213 |
1,933 |
2,213 |
2,151 |
2,213 |
2,190 |
南米 |
2,711 |
2,581 |
2,756 |
2,657 |
2,816 |
2,764 |
北米 |
7,130 |
4,683 |
7,130 |
4,709 |
7,130 |
4,723 |
アジア |
24,161 |
19,728 |
26,772 |
23,659 |
28,663 |
25,872 |
東欧 |
5,320 |
4,751 |
5,350 |
4,722 |
5,563 |
4,967 |
西欧 |
4,583 |
3,752 |
4,575 |
3,481 |
4,580 |
3,476 |
オセアニア |
2,206 |
2,121 |
2,201 |
2,193 |
2,206 |
2,193 |
合計 |
48,324 |
39,549 |
51,002 |
43,572 |
53,171 |
46,185 |
在庫動向
LME指定倉庫のアルミニウム在庫は、現地日時で459万トンの過去最高水準となりました。2010年のアルミニウム開始在庫は、2009年初めの234万トンに対して97%増の462万トンでした。在庫が上昇し続けているにも関わらず、アルミニウム価格は弾性があり、連月高値を付けています。

アルミニウムの現況
バーレーン
Aluminium Bahrain社は、年産310,000トンの第6電解槽列を増設し、2010年までに年産能力110万トンに拡張する計画です。
ボスニア・ヘルツェゴビナ
Aluminij Mostar社のMostar aluminium精錬所の生産能力は、2010年初めまでに135,000トンになる見通しです。
ブラジル
Vale 社のParagominas アルミニウムプラントの2010年上半期は、年産能力990万トンで操業する見通しです。
Alcoa 社は、Alumarアルミナ精錬所の年産360万トンへの拡張工事に着手し、2010年3月31日までにフル操業になる予定です。
中国
Bosai Groupは、2010年4月からBosai工場のアルミナ生産能力を年産500,000トンに大幅拡張する予定です。
Bosai Groupは、年産200,000トンの拡張工事を、2010年6月初めまでに完了する予定です。
ドバイ
Dubai Aluminium社 (Dubal)のJebel Aliのアルミニウム一次精錬所の第1期建設を、2010年第1四半期に開始する予定です。
ガーナ
ガーナ政府は、VALCO社のTemaアルミニウム精錬所を2010年までに操業再開する予定です。
グリーンランド
Alcoa社は、Maniitsog アルミニウム精錬所の建設を2010年に開始する予定です。
グリーンランド政府は、2010年のAlcoa社Maniitsog アルミニウム精錬所建設を決定しました。
ギニア
Russian Aluminum (RusAl)社は、2010年にDian Dian 権益から初のボーキサイトを生産する予定です。
アイスランド
Alcan 社は2010年、Straumsvik アルミニウム精錬所の生産能力を倍増するために、200メガワットの地熱を25年間購入する予定です。
インド
Vedanta Resources社は、Lanjigarhアルミニウム精錬所の年産100トンの第一ストリームの試運転を、2010年6月中旬までに開始する予定です。
Vedanta Resources社は、Jharsugudaアルミニウム精錬所の第2期工事の試運転を、2010年第1四半期までに完了する予定です。
Vedanta Resources社は、同社初の3電解槽列で年産能力937,500トンを持つJharsuguda第2アルミニウム精錬所を、2010年3月までに生産開始する予定です。
Vedanta Resources社は、Korbaアルミニウム精錬所を年産能力325,000トンに増強し、2010年10月までに生産開始する予定です。
National Aluminium Co(NALCO)のAngulアルミニウム精錬所は、2009年4月~2010年3月で435,000トンの生産を予定しています。
カザフスタン
ENRC社は、市況の回復に伴って、Kazakhstanアルミニウム精錬所の生産量を、2010年までに2008年水準に回復する予定です。
Aluminium of Kazakhstan社は、Pavlodarアルミニウム工場の生産量を、2010年12月までに年産180万トンに拡張する予定です。
ナイジェリア
UC Rusal社は、2010年までにIkot Abasiアルミニウム精錬所を完全に近代化する予定です。
カタール
Norsk Hydro社のMesaieed アルミニウム精錬所は、2010年下半期にフル操業になる予定です。
Norsk Hydro社のMesaieedアルミニウム精錬所は、2009年10月~2010年3月までの間に生産開始する予定です。
ロシア
RUSAL社は、年産750,000トンの処理能力のTaishetアルミニウム精錬所を、2010年に操業開始する予定です。
RUSAL社は、年産150万トンのNorth Onegaボーキサイト鉱床開発を2010年に完了する予定です。
United Company RusAl 社は、Taishetアルミニウム精錬所の推定年産187,000トンの第2電解工場セクションを、2010年10月に操業開始する予定です。
Russian Aluminium (RusAl)社は、シベリアにある年産600,000トンのアルミニウム精錬所を、2010年初めまでに生産開始する予定です。
南アフリカ
Alcan社は、年産金属720,000トンのCoega精錬所を、2010年末までに生産開始する予定です。
アラブ首長国連邦(UAE)
Emirates Aluminium (Emal)社は、2010年12月までに第1期工事を完了し、年産能力700,000トンのフル操業に達する見通しです。
米国
Noranda Aluminum社のNew Madridアルミニウム精錬所は、2010年に年間有効能力あるいはそれに近い水準で操業できる見通しです。
ベネズエラ
CVG社は、Venalumアルミニウム精錬所に第7電解槽列を増設する第2期拡張工事を実施し、2010年までに年産能力285,000トンに増強 する予定です。
エリオット波動分析 - アルミニウムは好ましい波動カウント
2009年2月、アルミニウム価格は1279ドルの底値から反発し、連月上昇が約1年間続くという記録的な上昇基調となりました。価格推移を見ると、1,279ドル水準でABC修正波動が見られ、アルミニウムはひとつの大きな波動を終えたと考えられます。連月上昇の末、1月第1週に2,400ドルの最高値を付けたのは、2008年11月に始まった新サイクルの第1波動の第5頂点と考えられます。第2波動は、ABC修正波動が続いた後に、1~2カ月のタイムフレームで1,975~1,850ドル水準で底値となり、2,100ドルに向かって反発すると思われます。第2波動の底がつけば、2,650ドル水準に向かって回復し、今年一杯は継続すると思われます。あるいは、1,975ドルを割り込まずに2,650ドル水準に向かって回復する可能性もあります。

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ニュースおよび価格データ出典元:ロイター
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