マクロ経済データ分析 - 中国
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購買担当者指数 
2009年8月度の中国製造業指数(PMI)は、54.0ポイントと、2009年7月時よりも0.7ポイント増加しました。6か月連続でPMIが50ポイントを超えたことは、製造業全体の堅実な景気回復を示しています。
5つのうち以下の4つの補足的な指数が、引き続き成長傾向を示しています:
1: 生産指数は57.9と、前月より0.6ポイント上昇しました。7か月連続で臨界点の50を上回り、製造業の月間生産高は引き続き上向きであることを示しています。
2: 新規受注数指数は56.3と、こちらも臨界点の50を7カ月連続で上回る上昇傾向となりました。
3: 製造業の雇用は、引き続き拡大しています。雇用指数は、前月より0.6%上昇し、51.4に達しました。
4: 受注リードタイム指数には大きな変化がなく、50.4と前月と同じような水準で停滞しています。
5: 主要原材料在庫指数は48.8と、原材料在庫が減少傾向にあることを示しています。これは、様々な業種で生産能力がカットされ、バイヤーが数四半期の間、買い控えたことの影響を受けています。
8月の主要原材料購買価格指数は、62.6にまで上昇し、昨年8月以来の高水準となりました。原材料の購買コストは明らかに増加しています。これは、資金難で苦しむメーカーの経営状況を、さらに悪化させることになりました。
インフレ 
中国国家統計局(NBS)によると、2009年7月の消費者物価は、前年同月比で1.8%下落したものの、8月には1.2%上昇しました。8月の生産者物価指数(PPI)の下げ幅も、7月の8.22%から7.7%に縮小しました。多くのアナリストたちは、8月はデフレ圧力が弱まる大きな転換期になるだろうと見ています。
GDPデータ 
中国のGDPは、次第に成長傾向を強めています。しかし、中国はまだ緩やかなデフレにあり、金融政策で大きく転換させるような状況ではありません。中国国家情報センターが発表した報告書によると、第3四半期のGDPは8.5%になると予測されています。中国工業は、今年の年初から8カ月間の累計で、前年比8.1%拡大しました。重工業は、鉄鋼や自動車業界の急激な伸びで活気づき、経済成長を促進する主なドライバとなっています。
通貨と貿易 
米ドルは、引き続き中国通貨であるRMB(人民元)に対して値を下げました。これは、全主要通貨に対するドル安や、香港でRMB債が発行されたこと、IMFがアメリカ債をRMBで買う可能性があることに関係しています。中国通貨が高騰したことで、中国からの海外輸出がさらに弱まっています。国家税関当局が発表したデータによると、今年の年初から8カ月間輸出が下落し、累計で前年比22.2%の減少となり、過去10年間で最大の下げ幅となりました。
アリバの見解 最新のデータを見ると、中国経済は成長し続けており、今年の目標である8%のGDP成長に向かって順調に進んでいることがわかります。これは、流動性資産の大量注入や資本投資の急速な拡大によって活気づけられたものです。ここ2カ月で最も顕著だったのは、不動産業界の住宅売上が急増したことと、鉄鋼業界で記録的な月間生産量となったことです。これらの業界は、自動車業界の勢いと大規模な公共投資とともに内需に牽引されたことで、中国経済反発の基盤を作りました。中国経済の堅実な回復に楽観的である一方で、バイヤーは景気回復のカギとなる業種に注目しておくことが大切です。また、これらの業界に関連するリスク、特にこれらの業界が政府の影響を大きく受けることのリスクについても十分に理解しておくことが重要です。
SupplyWatch 2009年第4四半期(英語版)全文のPDFダウンロードはこちら
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