SupplyWatch

電子部品における支出分析と機会評価 (Opportunity Assessment)

顧客の現状

電子機械スイッチおよび産業自動化機器を製造するヨーロッパの大手メーカーB社は、同社の購買活動が統一されていないという問題を抱えていました。

支出と目的

 

様々な電子部品の支出は、年間約1,500万ユーロに達しており、同社はソーシングの実施と優先付けができる手法を模索していました。同社の狙いは、拠点ごとの購買ボリュームの統合と支出統制による交渉力強化、低コスト国のサプライヤ採用によるサプライベース拡充とともに、調達品目(カテゴリー)の価格構造を理解し、コスト削減を早期に実現することでした。

アリバのソリューションアリバは、下図1に示す順序で、詳細にわたって改善機会を評価しました。

各拠点から集められた数千もの支出データの整合性チェック、クレンジングおよび統合を実施し、後に続く分析で使えるように小カテゴリーに分類しました。

   

支出分析およびインタビュー

 

主な支出分野と主要なサプライヤを明らかにするために、顧客の支出に対するパレート分析を実施しました。(図2を参照。)


機会評価(OA)ワークショップ  

 

アリバのカテゴリーマネジャーと顧客のカテゴリーバイヤーの間で行われたワークショップでは、細かく分類された各カテゴリーについて、ソーシングの4つの角度から詳細にわたって評価を実施しました。

ビジネスインパクト
供給リスク
コスト削減機会
実施の容易さ

その結果、購買の中で電子部品の各カテゴリーが占める重要性や、他のサプライヤから調達できる可能性、コスト削減の余地や実施の容易さといった様々な観点から、現状が明らかになりました。

ワークショップ後の分析

 

アリバは、顧客のリソース稼動状況やコンピテンスを考慮し、ソーシングプロジェクトのスケジュールや実行順序を含めた上で、顧客特有のニーズを満たす戦略を立案し、「すぐに実現できる効果」からより戦略的で複雑なプロジェクトに至るまで、詳細にわたる戦略を提案しました。ワークショップ後の分析では、下図3および4に示すように実行すべきタスクと提案事項が優先付けされました。


 
   
 
期間

約4ヶ月(4つのFullSourceプロジェクト)

目的

*顧客の購買チームへeソーシングのプロセスおよびツールのトレーニング
*すぐ見える効果の実現
*eソーシング プログラムに取り組む熱意と機運を作り出す

アプローチ

優先度「高」のカテゴリー数を限定し、「すぐに実現できる効果」を達成するためのプロジェクトを実施。低リスクで成功率の高いソーシングプロジェクトを実現することで社内の推進力を高め、早期に効果を享受することで、組織内での適用範囲拡大につなげる

顧客のバイヤー担当者へeソーシングの知識を伝授するために、いくつかの主要な支出グループについてFullSourceプロジェクトを実行