グローバル化、燃料の高騰や商材コストの上昇、タイトな供給市場―このような様々な外部からの圧力を受け、これまで24カ月の間に市場や製品、業界は、新たな局面を迎えました。この流れは、今後10年間も続くことが予想されます。企業は、こうした圧力に備え、適応し、逆にそれを利用できるようになるために、生き残りをかけたビジネス戦略の再考と改革が求められています。こうした背景から、支出管理が企業内で注目を浴びるようになりました。
外部要因が引き起こす結果を予測し、企業戦略や支出管理戦略に及ぼす影響を考えるために、アリバは160人を超える購買、サプライチェーン、財務および他の業務部門管理者を対象に、彼らが考えるコスト削減、企業間競争、リスク低減のための2008年の優先課題と挑戦について調査を実施しました。
本市場調査で判明した主な内容は、以下の通りです:
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測定可能な成果を出すことが最大の焦点であるー企業利益の財務指標に結びつく測定可能な成果を達成することが、3年連続で最優先課題になりました。またこれは、今年最も困難な課題のひとつにも挙がっています。この結果からわかるのは、企業は引き続き支出管理戦略を重要視しながらも、コスト削減機会を企業利益の収益指標へ変換するのに苦労しているということです。ほとんどのCPO(最高購買管理者)は、企業利益の改善を推進するために必要なCFO(最高財務責任者)との連携ができず、また概して購買部門の人々は、財務的な会話ができません。
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支出の可視化が、支出管理成功の根幹であるー支出データを入手して分析し、主要な支出カテゴリーにおける支出予定の可視性を高めることが、3年連続で最優先かつ最も困難な課題の上位5項目に入りました。何をどこから購入しているのかを知ることの重要性は十分認識していても、データが分散し、製品情報の整合性がなく、十分な支出分析機能がないために苦労しています。また、大部分の支出カテゴリーで可視化が課題になっており、支出の集約、削減機会を逃しています。
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業務分野的、地理的に支出管理の範囲を広げることが大きな課題として残っているー今日、ほとんどの購買管理者が、機能分野的、地理的に支出管理の範囲を広げて、その効果と影響力を最大化するための手段や方法を模索しています。先進的な企業は、支出管理プログラムを購買にとどまらず、財務や法務、マーケティング、人事といった他部門にまで拡大することを検討し始めています。グローバル化が加速する中、支出管理を地理的に拡大することは、多くの企業が直面する難題であり、優先事項のひとつでもあります。リソースを追加せずに範囲を広げ、様々な部署や地域に展開することは、2年連続で最も困難な課題の上位5項目に入っています。
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経営者とユーザーの支援を得ることが、支出管理の成功の鍵であるー社内のコミットメントを得ることが、3年連続で最も重要かつ困難な課題の上位5項目に入っています。支出管理は、バックオフィス的な機能から経営会議の議題となるほどの戦略的な機能へと昇格しましたが、支出管理の成功のために必要な投資と権力を得るためには、経営者レベルでまだかなりの意識改革が必要です。また、ユーザーレベルに浸透させることも、支出管理の成功にとって必要不可欠です。
- グローバルサプライヤのパフォーマンス評価を強化することの重要性が増しているーサプライヤを採用、監査し、パフォーマンス評価することが、今年になって初めて最も重要かつ困難な課題の上位10項目に入り、その重要性の高まりを明確に示唆しています。新興市場や低コスト市場から調達する企業が増え、グローバルな供給ネットワークが成長するにつれて、グローバルサプライヤを採用し管理することは、今年に限らず、今後も取り組むべき課題となります。
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